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第61回ベルリン国際映画祭において、撮影と美術の2部門で銀熊賞芸術貢献賞を受賞した本作は、現在メキシコを拠点に活動する女性監督のP・マルコヴィッチが、1970年代の軍事独裁政権下のアルゼンチンで少女時代を過ごした自らの記憶と体験をもとに作り上げた半自伝的ドラマ。抑圧的な社会体制の中で人々がピリピリと神経をとがらせ、息をひそめるようにして不安な毎日を送る一方、そんな大人の事情がよく分からないままにひとりの少女が書き上げた作文が波紋を巻き起こす様子を静かに描き、軍事政権下の不条理を浮き彫りにさせている。
幼き主人公セシリアを演じたパウラは本作でスクリーンデビュー。演技とは思えない7歳の少女そのままの仕草立ち振る舞いは観客を魅了し、フランスのビアリッツ国際映画祭では見事最優秀主演女優賞を獲得。今後の活躍が期待される注目の若手女優である。
© México, 2011
1970年代のアルゼンチンで、世間から身を隠すようにして海辺のボロ屋でひっそりと生きる1組の母子。けれども7歳の少女セシリアには、なぜ自分たちがそうした生活を送らなければならないのか、その理由がよく分からない。ある日彼女は、軍人が教室に参列した学校の作文の授業で、軍に入隊した親戚が死んだことを素直に書き綴った文章を先生に提出する。その晩、それを知った母親は、思わず血相を変えて家を飛び出し…。
脚本・監督:パウラ・マルコヴィッチ
撮影:ヴォイチェフ・スタロン
ラウラ・アゴレカ
パウラ・ガリネッリ・エルツォク
発売日:2014年7月2日(水)
本体価格:¥4,000+税
本編:109分
特典:2分
カラー:COLOR
画面サイズ:16:9ビスタサイズ
片面1層
ドルビーデジタルステレオ
音声1:スペイン語
日本語字幕:あり
特典映像:海外オリジナル予告
品番:AAU-4044S
開始日:2014年6月25日(水)
本編:109分
特典:2分
カラー:COLOR
画面サイズ:16:9ビスタサイズ
片面1層
ドルビーデジタルステレオ
音声1:スペイン語
日本語字幕:あり
特典映像:海外オリジナル予告
品番:CSVR-0139
原題:El premio/2011年/メキシコ=フランス=ドイツ=ポーランド