90年代のスペイン音楽を取り扱う雑誌のライターとして活動をはじめ、その後米雑誌「High Times」など、数々の雑誌の記事を手掛ける。その後映像制作にも携わり、2000年にはバルセロナのローカルTV局BTVでドキュメンタリー・シリーズのプロデューサー兼監督として活躍。
2012年、ザ・クラッシュのバンドの誕生から崩壊までを追ったドキュメンタリー『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ザ・クラッシュ』で映画監督デビュー。センセーショナルな作品として本作は世界各国で話題を集めた。2014年にはニューヨーク・ドールズの伝説的ギタリスト、ジョニー・サンダースの生涯を追ったドキュメンタリー『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』を発表。本作は米ビルボード・音楽DVDチャート10位内ランクイン、スウェーデンと日本では堂々のセールス1位を獲得する。2016年には各国の映画祭で賞賛されたシドとナンシーのドキュメンタリー『Sad Vacation ザ・ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』が各国で公開された。
この三作品はCBGB映画祭(NY)、カナディアン音楽ウィーク(トロント)、CIMM(シカゴ)、サウンド・アンシーン(ミネアポリス)、ドント・ノック・ザ・ロック(LA)、Doc N’ Roll(ロンドン)、トランスミッション映画祭(マドリード)、L’Etrange(パリ)、GrauZone(アムステルダム)、リール映画祭(トロント)、ポートベロー国際映画祭(ロンドン)など数々の映画祭で公式上映されている。『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ザ・クラッシュ』はコニーアイランド映画祭(NY)で、『Sad Vacation ザ・ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー』はドック・オブ・ザ・ベイ(サンセバスティアン)で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
2019年には『スティーヴ・ベイター ロックにすべてを捧げた男 その短すぎる生涯』『Rolling Stone ブライアン・ジョーンズの生と死』(日本未公開)と、新作音楽ドキュメンタリーを二作品続けて発表。
『ナイトクラビング:マクシズ・カンザス・シティ』はコロナ禍中に完成した作品で、CBGBより早く開業しNYパンク・ロックシーンの生誕地である伝説のナイトクラブの歴史を描いた彼の最新作である。