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家族の有り様が変化するなかにあって、新時代を予知する家族映画が誕生した。
主演には、『阪急電車 片道15分の奇跡』や『ジーン・ワルツ』など、映画・舞台・テレビ等、多岐にわたって活躍する南果歩。
『軽蔑』や『GANTZ』の田口トモロヲ。『君の好きなうた』『心中天使』の郭智博らが好演。
統合失調症と若年性痴呆症の母と向き合う息子、その苛酷な在宅介護の日常を描いた『症例X』でPFFアワード2008の審査員特別賞を受賞した29歳の新鋭・吉田光希監督が挑む、“家庭内行方不明者”を探す旅――。
昨年『川の底からこんにちは』を送りだしたPFFスカラシップ最新作。
第20回PFFスカラシップ作品
◆第61回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式上映
◆第13回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭コンペティション部門出品
◆第12回全州(チョンジュ)国際映画祭コンペティション部門出品
◆第9回ローマ・アジア映画祭コンペティション部門出品
©2010PFFパートナーズ/リトルモア
主婦・路子(南果歩)が日々寸分の狂いもなく配膳する食卓は、寸分の狂いもないがゆえに家族の息吹がふきこまれることはない。夫・健一(田口トモロヲ)にとっての家は、帰る場所ではなく、終わりのない回廊が張り巡らされた辿り着けない場所だ。大学を卒業しても正社員になれずフリーターをしている息子・宏明(郭智博)は自分がどこにもいないことを知っている。東京郊外の新興住宅地。橋本家もほかと同様、砂上の楼閣のように揺らめき、足場を失っている。姿はあるのに誰もいない椅子、いない部屋、いない家は、最初に路子がバランスを失ったことで傾き、大きな渦に呑み込まれていく…。
住宅街、会社、学校、そして家庭というコミュニティのなかで規格外であることが許されない重圧に埋没し、虚空を抱え、もっとも近しい家族を、そして自身すら見失ってしまう路子たち。しかしそれは、もう一度互いを回復していくための痛みを伴う旅の始まりだった。
監督・脚本:吉田光希
撮影:志田貴之
照明:斉藤徹
録音:加藤大和
整音:照井康政
美術:井上心平
装飾:渡辺大智
音楽:世武裕子
南果歩
田口トモロヲ
郭智博
筒井真理子
村上淳
森下能幸
2011年9月~渋谷ユーロスペース 他全国ロードショー
発売日:2012年7月4日(水)
本体価格:¥4,095+税
本編分数:90分
特典分数:30分
画像サイズ:16:9 ビスタサイズ
片面1層
複製不能
ドルビーデジタルステレオ
音声1:日本語
日本語字幕表示:なし
特典映像:メイキング、予告編
品番:AAU-4003S
発売日:2012年7月4日(水)
本編分数:90分
特典分数:30分
画像サイズ:16:9 ビスタサイズ
片面1層
複製不能
ドルビーデジタルステレオ
音声1:日本語
日本語字幕表示:なし
特典映像:メイキング、予告編
品番:CSVR-0081
2010年/日本